ゆげのあさ

この曲は、昭和30年代に作られた童謡で、
私はつい先日までこの曲を知らなかったのですが、
この季節にちょうどいいなと思ったので、歌ってみました。
あっという間に再生回数が伸びていくところをみると、
今でも保育園や幼稚園でよく歌われている曲なのでしょうか。

ピアノの伴奏を弾くとき、楽譜を見ながらイメージを働かせます。
ピアノの決まったリズムの連続、これは
汽車のしゅっぽっぽの感じを表現しているのかなぁと感じたので
歯切れよく、短めに弾むように弾いています。

寒い冬の日、外で遊んでいるとき
吐く息が白くて
まるで汽車ぽっぽみたい

情景がはっきりと浮かんでくるような曲です。
寒いけど、元気に外で遊ぶ子どもたちをイメージして
この動画を作りました。

前奏には歌が入っていませんので、ピアノの決まったパターンのリズムと和音が
よく聴こえるようになっています。
前奏を聴いてみると

♪しゅっぽっぽ、しゅっぽっぽ、しゅっぽっぽ、しゅっぽっぽ〜

という風に、聴こえてきませんか?
このパターンは、歌が始まってからもずっとピアノの左手部分に残り
歌と共にずっと続いていきます

ピアノはしゅっぽっぽの歯切れ良さを表現したかったけれど
冒頭の「おはよう」は、
歌うのが楽しくて、つい、おはようすら弾んでしまいました!

でも、もしかしたら
「おはよう」は、もっとレガートになめらかに歌えば良かったかなぁ・・・
というあたり、出来上がってからこの表現で良かったのかな?と少し悩んでいました。

まど・みちおさんは、とても言葉を大切にされていて、
小さいものへのまなざしは優しく、それでいて洞察はとても深い方でいらっしゃいました。
本当はどんな「おはよう」の表現をイメージされていたのでしょうか。

「おはよう」という言葉は、朝挨拶する時の「おはよう」であって
例えば作曲家が、ピアノでしゅっぽっぽの表現をしていようとも
「おはよう」は話す時のように、なめらかなひとつながりになった言い方を
心がければよかったかもしれないです。
ピアノのしゅっぽっぽと、話しかける時の自然な滑らかさの「おはよう」
この2つがかけ合わさっていると
表現に落差が生まれるから、とても面白いものになりますよね。
動画を作っているときには、気づくことが出来ませんでした!
終わってからふと気づいたんですけどね。。。

しゅっぽっぽと一緒に弾んじゃって
「お・は・よう!」と言ってしまっている。
でもそれも、絶対に間違い、というわけではないと思うんです。

答えがひとつだけ、ではない世界。
あーかな、こーかな?
どう思う?どうしたい?
これが大切な部分で、
それをお子さんたちと一緒に
味わい、楽しんでいきたいですね。

保育園や幼稚園では、どんなふうに歌っていますか?
やっぱり自然と、弾みたくなってしまうでしょうか。
お子さんたちは、ここはどんなふうに歌いたくなるのかなぁ。。。

まど・みちおさんの詩だけが集められた楽譜集の中からこの曲を選曲しました。

ぞうさん まど・みちお子どもの歌102曲集 (株式会社フレーベル館)

決して古めかしくならず、いつの時代も楽しく歌える冬の曲です。

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