原曲は「10人のインディアンボーイズ」です。
この曲の録音を頼まれたのが、Japanese Kids Songsの始まりです。
いち と ご で たこやきたべて(いち – つまようじ)
に と ご で やきそばたべて(に – はし)
さん と ご で けーきをたべて(さん – フォーク)
よん と ご で すぱげてぃ たべて(よん – 大きめの?フォーク)
ご と ご で おにぎりつくって(これは両手でにぎるジェスチャーから)
おにぎり以外の場面では、ご (手のひら)をお皿にみたてて
いろいろな食べ物を食べていくてあそびうたです。
外国に住む日本人のお子さんや、ご両親のどちらかが日本人のハーフのお子さんなどの
日本語の継承や、学習のために
歌を使って活動をしながら楽しく日本語を覚えさせたい、という要望があって
このようなムービーの作成を始めました。
この曲の、Japanese Kids songsバージョンの楽譜を作りました。
コチラの記事の中に添付してあります。
![](https://i0.wp.com/japanesekidssongs.work/wp-content/uploads/2018/11/IMG_4716.jpg?resize=90%2C90&ssl=1)
しかし、日本の中のカタカナのことば(外来語)をどう扱っていくのか
これは初回から随分悩み続けています。
ケーキやスパゲティーはもはや、日常に溶け込んだ言葉です。
そして、このムービー制作時は、ひらがなの習得を目指しているお子さん達を対象にしている
ということでしたので、外来語もひらがな表記になっています。
発音も、日本語の中のケーキとスパゲティーという発音にしました。
これらのことを、考えながらつくってはいるのですが
日本語学習をしているお子さん達には、外来語のことはどんなふうに伝えていけばよいのか
いつも気になっています。
それぞれのお子さんと向き合いながら
模索していくしかないのかな、と今は思います。
ところで、この曲の中で出てくる食べ物の感じでいうと
このてあそびうたは、関西の発祥なのでしょうか?
依頼を受けた時、このメロディーは知っていましたが
歌詞は知りませんでした(新潟県出身です)。
えー、なんだこれ、おもしろーい!
と思いながら、歌を覚えました。
TAKOYAKIという食べ物も、実はもう世界各地で
ストリートフードとして、ずいぶんと認知されていますよね。
10Little Indian Boysが、日本ではTAKOYAKI Songになったのだ、
というのが日本語圏ではない人々にとって、新鮮な驚きがあったようです。
どういう意味なの?と聞かれたことがありました。
手と指を食べる時の道具に見立てている、という説明なしに
この歌の意味をすぐにわかるというのは、なかなか難しいのかもしれませんね。
今では自然な伝承曲のようになっているてあそびうたなのかもしれませんが
最初に始められた方のセンスに脱帽です。
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