二部合唱で歌う、にじ(♪にわのシャベルが1日ぬれて)

あれこれ


「にじ」っていい曲だなぁー、みんなで歌いたいんだよねーというお気持ち、すごくわかります!!
ずっと前から、そのお話は時々いただいていて
こちらのブログへ検索でたどり着いてくださる方の中にも
合唱での「にじ」をどうしたらうまくいくか、ということで
探しておられる方もいらっしゃったので、なんとか合唱アレンジの「にじ」を
みなさんのお役に立てるようなカタチで出したいなと思っていたんですが・・・
実は個人的には、ものすごく苦戦しました😂

篠田聡史さんのアレンジでの二部合唱アレンジの動画です。
テンポ94が大変で、ソプラノパートの歌い方がなかなかまとまらず、
アルトの音取り動画しかアップ出来ないかも、と取り組み始めた当初は思っていました。

テンポ94というのは、原曲より少し早めです。
この曲はしみじみと、ゆったり歌うことが多い曲ですよね。
仮に、合唱曲としてこの曲を考えた場合、94というのは
取り掛かってしばらくの間は工夫と試行錯誤が必要でしたが、最終的にはとても面白かったですし
合唱として、音楽が新しくなるみたい!、というような新鮮さがありました。

メロディーはもう、みんな十分にわかっているじゃないですか。
それなのにそこからもう一工夫するのが、ハモる方のアルトではなく、むしろソプラノパートの方だったので
奥深くて、手強くて、なんとかクリアしたくて・・・という感じ
そこに面白さを感じました。

使用楽譜はコチラです。↓
https://shop.tokyo-shoseki.co.jp/products/detail/16291

この曲は、休符もあまりなくて、1番から3番までずっと歌い続けることになります。
おやすみできる部分は、この動画で使用しているバージョンのアレンジでいうと
通しで1番から3番までを歌った後の、

♪ラララ にじがにじが そらにかかって

という、サビの繰り返しの部分の前、ピアノの間奏部分だけになります。
だからずっと歌い続けてるんですよね。
疲れます・・・(正直な気持ちw)

ポイントは息の使い方
私の個人的な意見ですが、これは1小節ごとに浅く瞬時に息を取り込んで、
(瞬時に吸うことーこうすることで次の歌いだしが遅れない、ということにつながっていきます)
そして歌う際には息をたっぷり使って。かつ、しっかり響かせて歌う、というような・・・
歌う時には、少し工夫が必要な曲なんですよね。

にわのシャベルが(v)いちにちぬれて(v)
あめが上がって(v)くしゃみをひとつ(v)・・・

という細かいブレスです。
吸うときは瞬時に。
歌いながら吐く息はたっぷりと(特に、サビの部分はそのコントロールがとても重要です)。

これが規則的に続いていくんです。
なんかね、水泳してるみたいな感覚に近くなってくるというか。
(テンポが四分音符=94だと、特にそんな感じ!)
歌詞の味わい深さこそが、みなさんの中のこの曲の認識だと思うんですが
続けて歌うと体力いる曲です。

もりあがるサビの部分の、音程と響き
♪ラララ にじがにじが そらにかかって
きみのきみのきぶんもはれて

音程が高くなるときに、しっかり準備する時間があんまりないんです。
にじ(niji)というiの母音から、が(ga)という、鼻濁音g+aの母音への移行や
「きぶんもはれて」の中のきぶんという音、nで閉じた後に、音程は高くなって
「はれて」に移っていくところ。

きぶんも「はれて〜🌞」と言いたいのに、
声や響きは、「ヘタレて〜😂」ってなりそうじゃないですか?
練習中、散々そうなりました。
高いのに、速いのに「ん」の音があったりして・・・
どうやってここ、歌うんだろな?と思いました。

ジタバタしながら、結構地味な練習重ねてみました。
・Su——-(v),Su———(v),Su——–と、音楽のタイミングに合わせた呼吸の練習。
(v)のところで、鼻で息を吸います。

・母音だけで歌う
(正直、あんまり適してなかった感じです。試しにAーーーで歌ってみるとわかるけど、
ますます歌いづらいw深くなって重くて、この練習は違ってました。そういう曲じゃないんですよね💦
それをやるなら、全部ラララ・・・がいいかもしれないです。上前歯の裏側に舌をつけてLをしっかり準備し
その上でLaLaLaと発声して、声を前の方のポジションで、頭蓋骨の前というか、顔の前で響かせるようなイメージです)

きぶんもはれて〜は、音程もそれなりに高いし
「きぶん」という言葉は、そんなに発声しやすい音の並びではないです。
工夫なしには、ふつうの人間には歌えない感じになってしまう・・・
ふつうの人間代表として、あーでもないこーでもないって、ジタバタしながら歌い方を探しました。

さらっと軽い声で、歌ってみました。
この曲は、詞がすてきなので、心込もっちゃうんですよね。
でもそれはまず、脇において
口の中の、あくびをすると上に高く引き上げられる場所(軟口蓋と言います)
そこに、薄く、あっさりとあてる、それだけの発声。
そこに当てていかないとサビの音程もうまく到達しないし
だからやらないでサボるわけにもいかないんですよね。
がっつりやりすぎない、でもサボらない、よい加減を探して「さらっと」通り抜けていく感じでした。
私が見つけた感覚は、そういう感じだったんです。

もともと軽い声の、ソプラノさんはふつうに歌えるかもしれないけど
ふつうの人が、「にじ」っていい曲〜
みんなで歌いたいね〜となった時に、
なんか歌いづらい💦なんでなの!?これどうするの!?を解明したいときに
ちょっとでも助けになればと思いました。

さて、ここでやっと、アルトの音取り動画を!

アルトは、音程を覚えてしまえばとっても楽で自然に歌える曲になっています。
アルトパートがすてきです。
前半のサビ前までのメロディーも、アルトさんも一緒の音程を歌うので
そこを歌い上げていただいてもいいと思います。
その前半部分を、ソプラノさんががんばってしまうと、サビから疲れてしまうからね。
サビ前の音程が、ソプラノさんにとっては低め、ということもあるし。
いろんな要素が絡んでいて、前半はアルトパートさんがのびのび歌うのがよいバランスのような気がしました。

サビからの
♪ラララ にじがにじが・・・
のところも、アルトパートさんはご自身のパートを遠慮せず歌って、ソプラノさんを支えてあげてください。
支えがしっかりしていると、その上でソプラノさんも楽に転がりやすくなるような
そんな2声のバランスがこの曲から感じられます。
どちらのパートも歌ってみた、私なりの感覚ですが
これが絶対、とか、正しいのはどういうものだ、ということではなく
1つの参考にしていただければ幸いです。

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