クレヨンハウスから出ていた月刊「クーヨン」1996年6月号に掲載された
「にじ」の楽譜を持っていたので、その楽譜をもとに伴奏を弾き、歌を入れました。
数ある「にじ」の演奏の中で、この伴奏アレンジは初めて世に出たときのものなんじゃないかな!と、私の中で期待は膨らみました。
出会った当時から、なんて素敵な曲だろう!と思っていました。
子ども向けの童謡という感じとは、少し違うんじゃないかな、と。
新しいタイプの子どものうただと感じました。
そしてその新しさは、20年以上経っても色褪せることがありません。
2020年、「にじ」は30周年を迎えたそうです👏👏👏
6月の季節の歌として、幼稚園や保育園、小学校でもこの曲は歌い継がれています。
つるの剛士さんも、ご自身のお子さんが幼稚園で習ってきた歌をお家で歌うのを聴いて、いい曲だなぁって思ったそうです。
「ちゅるのうた」のミニアルバムに収録されたのは、お子さんがお家でお父さんに歌ってあげたのがきっかけだったんですね!
私が演奏した「にじ」は
作詞 新沢としひこさん 作曲 中川ひろたかさん 編曲 増田裕子さん
増田裕子さんは、現在、ケロポンズとしてご活躍されています。
ケロポンズは、エビカニクスの曲が、お子さん達の絶大な人気曲です。
そのケロポンズのお二人のうちの、ケロさんが、この動画のピアノアレンジをされています。
2019年12月31日から公開されている花王アタックZEROのCMでは、
また新しい側面からのメッセージを届けてくれる「にじ」です。
CMはもう、ご覧になりましたか?
花王 アタックZERO 五人の日常 60秒 CM
松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遙亮
(※2020年新年のCMとしてTVで流れていましたが、
期間限定での放映で、その後YouTubeの動画も削除されたので
こちらで紹介することができなくなりました)
「にじ」はずっと、子どものうたとして歌われてきました。
今でも幼稚園や保育園の6月のうた、季節のうた(梅雨のシーズンの)ということで取り入れられていると思います。
でも30年間ずっと歌い継がれていいくうちに、童謡という枠を超えてきました。
2020年になり、30周年を迎えた「にじ」は花王アタックZEROのCMに使われています。
みんな頑張って働いて、一生懸命に生きてる
そんな大人の心に寄り添うような、新しい側面を見せています。
洗剤のCMだってことは、忘れてしまいそうです。
「にじ」をアップロードしたことにより、
Sing & Learn NIHONGO/うたまな
(こちらをクリックしていただくとYouTubeチャンネルに飛びます。)
このチャンネルが色々な人に広く知ってもらえるようになりました。
私にとっても、きっかけになった曲で、とても思い入れのある曲となりました。
CMを見たことで、「にじ」を歌ってみたくなった方はいらっしゃるでしょうか?
現在は、様々なアレンジの楽譜が出版されています。
「にじ」二部合唱 東書Webショップ
https://shop.tokyo-shoseki.co.jp/products/detail/16291
「にじ」の作詞をされた新沢としひこさんが、楽譜集「そらとともだち」の中で
楽曲解説をされています。
一部抜粋させていただきます。
・・・
「この歌を聴くと涙が出ます」という言葉もよく聞きます。
ただ雨のあとに虹がでて、きっと明日はいい天気というだけの
いたってシンプルな歌なのですが、中川ひろたかさんの美しいメロディーとあいまって、
みんなに愛される歌になりました。
絵本SONGBOOK「あしたがすき」は、月刊音楽広場 特別編集の第5巻で
1992年に出版されています。
その後増版はされているのですが、現在は新品の状態での楽譜は入手不可能になっているようです。
やはり、「にじ」が掲載されているからなんでしょうか・・・❣️
私がピアノで弾いているアレンジは「あしたがすき」に掲載されているものと同じになります。
もう昔のこと過ぎて、時系列がよくわからない😂
私は1996年の月刊クーヨンの6月号の付録として、「にじ」と「雨ふり水族館」の楽譜を
いい曲があるよ、ということで、当時の音楽の先生からいただいたのをずっと持っていた
というのが始まりなんですが
それも1996年にいただいたわけではないのですが、美しい曲だからずっとずっと好きで取っておいた曲でした。
音楽広場に掲載していた新沢さんと中川さんの曲は
8年にわたって連載されていたということです。
音楽広場の方が、きっと先に掲載が始まっていたのだと思うんですが
月刊クーヨンの付録としても、楽譜が掲載されていたことがあるんですね!
きっとそういうことだと思います。
月刊クーヨンの楽譜と、絵本SONGBOOK「あしたがすき」の楽譜のアレンジは、おんなじです。
この号の絵本SONGBOOKは品薄のようで、中古で購入出来る場合と、それが売り切れた時には
しばらく情報があがって来ませんが、
2021年10月現在は、Amazonでの取り扱いがあるようです。
楽譜集の最後に
True Story Of Our Songsという、曲を作られたおふたりがどんなことを感じていたか、
どんなふうに歌ってほしいかなどを書いている部分があるので
作曲された中川さんの書かれたTrue Storyを一部紹介します。
このメロディは、ギターでコードを弾きながら作った。
いつも絶対やらない手法なんだけど、ちょっとやってみるかって。
詞のこなれがいいかげんになりそうで、禁じ手にしているんだけれど、
でも、イガイと生な肉声が出てきた感じで、たまにはいいかもしれないね、・・・・
「にじ」を作った作曲者側からの貴重なお話です!
もうこの楽譜は入手困難なので、みなさんに知っていただきたいなと思い、掲載させていただきました。
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