夕焼小焼の動画を作りました。
教育芸術社の小学校の音楽2に掲載されており、おそらく共通教材でもあるようなので
取り上げてみました。
使用楽譜は
誰でも知ってる童謡100 こどもとうたおう(カワイ出版)です。
楽譜にはテンポが84
曲想は、「楽しげに」と表記されていました。
テンポが四分音符が84というのは
みなさんがイメージしている夕焼小焼より、かなり早い感じになります。
この曲は叙情歌として、ゆったりとしたテンポで、少し夕暮れ時の寂しさをイメージするのが
一般的になっているような気がします。
テンポ84では、物悲しさも寂しさも表現しづらく
もしかして、もっとアップテンポの曲で、楽しく歌ううただったのではないか?
という疑問が湧きました。
この件に関して、学校ではどのような目的を持ってこの曲を授業で取り上げるのか
という部分とは別の視点で書いております。
オリジナル楽譜で指定されたテンポなどから得られる情報と、
そのテンポで演奏した場合、結果的にどんな音が紡ぎ出されたのか、という視点でのお話になります。
ご了承ください。
この曲が作られたのは大正時代になります。
詩が先に書かれており、曲が出来上がったのは大正12年ということです。
大正時代の童謡というと、さいた さいた チューリップの花が
も有名ですが、この曲も楽譜の指定通りのテンポで演奏すると
とても軽やかでポップな感じのする曲でした。
これはとてもきになる現象でしたので、
いつかまた、別の機会にブログでまとめてみたいと考えています。
ほんとはゆっくりではなかった。。。
ほんとは元気に楽しく歌ううただったのかもしれない🤔
安易なイメージとは裏腹に、テンポ早めのポップな曲が大正時代には多いのかもしれません。
海外在住でインター校などにお子さんが在籍していると、日本の教科書にある曲もわからないままになる💦
というお話があり、それは、ちょっとした雑談の中で話されたことではあるんですが
お母さん達の焦りと不安のようなものを感じることがあります。
あまり急いで量産は出来ないのですが、せめて共通教材の曲などは
将来的には網羅したいと考えています。
日本の教科書は毎日見る環境になくても、YouTubeにそれがあったら
全く触れずじまいで終わることを回避できるのではないかと思うのです。
これは現代の強みであるし、YouTube「Sing & Learn NIHONGO/うたまな」チャンネルの
強みであり、可能性とも言えます。
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