一ねんせいになったら(まど・みちお 作詩/山本 直純 作曲)

明日から四月。
入学式直前のお子さんたちは、ワクワクしているでしょうか。
ドキドキ心配しているんでしょうか。

 

お子さんたちが必ず出会ううた
「一ねんせいになったら」



♪一ねんせいになったら ともだちひゃくにんできるかな

という歌詞で始まります。
幼稚園や保育園と違って、同級生もたくさん、上級生も6年生までいます。
そう考えると、「ともだちひゃくにん」ほんとにできそうな気がします。

この詩を書かれたのは、まど・みちおさん。
「ぞうさん」の作者と一緒です。
1966年に発表された曲です。
50年以上前に作られた曲ですが、普遍的な名曲です。

Japanese Kids Songsで使用した楽譜は、
誰でも知ってる童謡100選「子どもと歌おう」(カワイ出版)
です。
同様のアレンジ(ピアノ伴奏含む)は、様々な楽譜に掲載されています。

1996年に理論社から出版された
うたのほん 「1ねんせいに なったら」のあとがきについて、
ここで少し触れたいと思います。
この楽譜絵本の編集者であられた伊藤英治さんのあとがきです(一部抜粋)。


 まどさんの歌を歌うと元気が出ます。ほっとして、優しい気持ちになります。魔法の言葉です。
 子どもたちは、まどさんの「ぞうさん」や「1ねんせいになったら」に必ず出会います。ぼくたち大人も「ぞうさん」を知っています。しかし「ぞうさん」も「1ねんせいになったら」も、まどさんの作った詩だとは、ほとんどの人が知らないでしょう。詩は詩人の手を離れて一人歩きをします。作者を知らなくてもいいのです。でも一度、まどさんの歌に接すると、子どもも大人も、いつしか口ずさんでいます。それは、まどさんの詩そのものに心地よいリズムがあることに加えて、各作品に戦後を代表する作曲家たちの素晴らしい曲が付されているからにほかなりません。

うたのほん「1ねんせいになったら」は、1996年1月に出版され、伊藤英治さんは、あとがきをお書きになったのはその前年の1995年11月でした。
現在、「うたのほん」は出版されておらず、もし入手できるとしたら中古本としてになるので
まど・みちおさんの詩の編集者でいらっしゃった伊藤英治さんの言葉に、2019年を生きるみなさんはほとんど触れることが出来ないと思いました。
そのため、ここに一部だけですが抜粋の形で掲載させていただくことにしました。
昭和30年代に作られた童謡は、色々な条件が重なっているのだと思うのですが、
やはり特別な時代の普遍的な作品が数多くあります。
50年経った今でも、それらの作品の魅力は色あせることがありません。

Japanese Kids Songsでは、日本の童謡について、これからも様々な側面から取り組んでいきたいと思います。

 

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