手作りのLyre(ライアー)

Waldorf Schoolでは、木工の授業で自分の楽器を手彫りし、その楽器で演奏をするという授業があります。

私は、Waldorf Schoolの保護者ではないのですが、知人に紹介していただいて、保護者枠の「手作りライアー教室」に参加させていただくことが出来ました。

写真のライアーは、私自身がノミを使って手で彫っていき
弦を張るところもサポートしていただきながら、自分で張った
初めての楽器です。

ライアーというのは、シュタイナー教育の音楽の授業で取り入れられているものです。

しかし日本では、シュタイナー教育で用いられる楽器という側面の他に、
Studio Ghibliの映画「千と千尋の神隠し」のテーマ曲「いつも何度でも」で演奏されていた楽器、ということで広く知られている楽器です。

そして、この時に制作した楽器は、弦が7本で、
音階がペンタトニック音階(レ、ミ、ソ、ラ、シ、レ、ミ)になっているものを、教えていただきながら作ることが出来ました。

ペンタトニック音階で作られた曲で、世界的に有名な曲は
Amazing Graceや
スコットランド民謡であった「蛍の光」もそうです。

 

そして、日本の童謡にも、たくさんの曲がペンタトニック音階を用いて
作られていました。

「ぞうさん」「たなばたさま」「うみ」などは、
この弦が7本しかない楽器でも、音域も全てまかなえるので
メロディーはこの楽器で弾くことが出来ます。

この7弦の音域を超えるものを含めると、非常にたくさんの童謡が
ペンタトニック音階で作曲されています。

オルタナティブ教育の中の音楽教育という側面では、シュタイナー教育は
非常に興味深く
私自身の学びとして、いつか関わることが出来たらと思っている部分がありました。

そして、Japanese Kids SongsというYouTubeチャンネルを運営するにあたり、日本の童謡について深く考える機会が増えました。
その中で、ペンタトニック音階と日本の童謡、
シュタイナー音楽教育におけるペンタトニックの位置付け
この両者は、とても面白いつながりのように感じました。
7弦のライアーを制作したのをきっかけに、日本の童謡の中の
ペンタトニックな曲をかなり夢中で探し、
同時に、世界各地の民族音楽やフォークソングの中のペンタトニックな曲も
探して楽譜を作りました。
それを、Waldorf Schoolにお子さんを通わせている保護者の方々と
シェアしたり、それぞれの国のフォークソングを発掘するにあたり湧いてくる疑問などを質問し、解消していくという
とても興味深く、幸せな作業をすることが出来ました。

この7弦のライアーを制作し始めてから、心の落ち着き方や
幸せの感じ方が少し変わっていくように感じていました。
より本質的な、根源的なものの見方、感じ方が、誰に教わるでもなく出来るような気がして。これはとても、不思議な感覚でした。

手作りでの7弦ライアーづくりの工程も、別の機会にブログで取り上げたいと思います。

 

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