ぱっくん も〜ぐも〜ぐ NHK子ども番組「いないいないばあっ!」より

あれこれ

「ぱっくん も〜ぐも〜ぐ」は、2019年の冬にリバイバルで歌われているところを
偶然テレビで見て、懐かしい気持ちになりました。
リクエストがあったので、2019年10月にこの動画を作成していたのですが
まさか今でもテレビでこの曲を聴くことが出来るとは思っていませんでした。
実際は2011年、2012年の頃に番組内で歌われていた曲です。

小さなお子さんがごはんを食べる時、残さずに食べられるようになろうね、ということを
楽しいうたで理解をうながすことがテーマとなっている曲です。
離乳食が始まって間もないくらいのお子さんから2歳くらいまでのお子さんをイメージすることができます。
そう思った理由は、おなかもおさらもきもちいいという歌詞からです。

おさらを使うってことは、もう赤ちゃんじゃないんだなぁ
でもお茶碗でご飯でもない。
その間くらいの年齢のお子さんに向けた歌なのかな、と。

市販のCDでは、0〜1歳対象の音楽として、この曲は位置付けられているようなんですが
その時期を過ぎても、この曲には色々な要素があって、長く楽しめる工夫があります。

まず、日本語の特徴である豊富な擬態語(オノマトペ)です。

ぱっくん
もぐもぐ
かみかみ

食べるときの様子を表す言葉がこんなにたくさんあって
1つ1つ、全部ニュアンスが違いますよね。
日本語の豊かさが、この表現からも感じることが出来ます。

お皿に残っている、ご飯のつぶつぶを
つぶつぶあつまれ あつまれ
と歌いながらかき集めて、
残さずきれいに食べる。

・好き嫌いをしないで食べるということや
・食べ物を残さずに食べるということ
(循環型社会を目指すには、小さな時からの習慣やものの考え方がとても重要ですよね)

おなかもおさらもきもちいい

とはそういうことも含まれているのだと思うのです。

おなかが気持ちいいのは、ちょっと頑張らないと食べられない苦手なお野菜
それはおなかが気持ちよく、スムーズに排便するための重要な助けにもなるし

お皿が気持ちいいのは、残さずに食べてくれたことが
そのまま環境保全につながっているから

そういうふか〜いメッセージがこの歌にはあると思うのです。
曲調が賑やかで、番組に出てくるキャラクターの声や仕草がかわいくて
という部分にだけフォーカスしてしまいがちなんですが
むずかしい言葉は全く使われていないのですが
食育や、食事マナーや、環境配慮のことまでも
この曲から学ぶことが出来ます。

おうちの方や、保育園などでこの曲を使われている時には
ぜひそのあたりも意識しながら、お子さんと一緒に歌ったり
食事の時の言葉がけの時に、取り入れていただけたらと思います。

 

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