日本語を覚える。
これはお子さんが日本に住んでいて、ご両親やご家族が日本人であるという環境とそうでない場合とで
随分と違ってくるのですが、私は海外在住のお子さんや、日本語学習者、国際結婚のご家庭のお子さんむけに
日本語を楽しく学ぶために、音楽を使って何かやれないだろうか?というお話をいただいたことがきっかけで
歌うことと、日本語を学ぶことを組み合わせて考えるようになりました。
それが「うたでおぼえる日本語」というシリーズでムービーを作ろうと思ったきっかけになります。
こちらの動画は、日本語補習校や、日本語継承校の生徒さんなどに使ってもらっています。
今後も少しずつ増やしていく予定です。
(※がぎぐげののうた、きゃきゅきょのうた、小さい「っ」・促音のうたとムービーは少しずつ増えていきました!
そこまで行くのに3年ほどかかっています)
五十音をうたでおぼえるために
あいうえおはよう〜替え歌でおぼえるひらがな
この曲の原曲は、きらきら星です。
私がnihongo classで教える時、一番最初のレッスンでもこの曲を使っています。
レッスンの初回や二回目くらいで、お子さん達はあいうえおをあっという間に覚えてしまいます。
「なにぬねのろのろ〜〜〜〜」(動画の0:29あたり) かめになりきって、そこで十分に溜めを作って
「それでは次を歌いましょう🎶」
そこでテンポをガラリと変え、アップテンポで歌うと、お子さん達は急にシャキーン!!と姿勢を良くして場面と気持ちを切り替えるのですが、
そこの緩急をつける瞬間がとても楽しいらしく、皆、生き生きとしています。
ひらがなの練習は、うたっておぼえるとあっという間ですが、50音を書けるようになるというのは、なかなか遠い道のりです。
歌ったり体を動かしたりして、気持ちを発散しながら
その一方では、書き方の練習の時は集中して取り組むように
音楽の中にも緩急があることでメリハリがつくけれど、
それと同じように、レッスン全体の構成も工夫して行きたいなと考えています。
歌えるようになることで、五十音の全体把握はすぐに出来るのですが
一覧表を見ながら、指で今歌っている音を指しながら歌っています。
・その音が発音できる
・その音を目で見て把握できる
この2つはレッスンの早い段階でクリアできるお子さんが多いです
体を使って、楽しく、気持ちを発散させながらおぼえるには、音楽を用いての学習がぴったりです。
そのことと、文字をかけるようになることに、時間差が生まれる場合もありますが
それぞれのお子さんの発達段階に合わせて行っていけばよいと思います。
一般的には、すぐに歌を覚えて、音を覚えるし見てなんの文字かわかる、というところには到達しますが
文字を書けるようになる、というのは少し時間差を持って、後から身についていくことが多いようです。
おうちの方は、焦らずに見守ってあげて欲しいです。
日本語だけだと難しいな、つらいなというお子さんがレッスンに来た時には、
アルファベットのうたを同じきらきら星のメロディーで歌ったりもします。
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