しあわせ(谷川俊太郎 作詞/谷川 賢作 作曲)

あれこれ


この曲も、楽譜集「げんきにでてこい」の中から選びました。
とてもすてきな曲です。

少し考えさせられる詩になっています。

一部抜粋します。
「きのうが ももを つねってくれます
 あしたが わたしを さらっていこうとします
 わたしは しあわせです」

この詩と、谷川 賢作さんの作られたメロディーが相乗効果になって
なんとも言えない、ふしぎな世界が出来ています。

8歳の息子と、これってどんなしあわせなんだろうねと話し合いました。
「昨日はpastだから過ぎ去ったこと。
 もう同じ間違いをするんじゃないよって、
 ももをつねって教えてくれるんだよ」
そんなふうに話してくれました。

これは正解ではなく、きっと答えはいろいろあると思います。
谷川 俊太郎さんは、答えはいろいろある、というふうにお考えになる方だということです。


林光さんの「さくしゃ」という詩をここで紹介したいと思います。

「さくしゃ」
林光 詩

こくごは きらいだ
ほんをよんで さくしゃのねらいをかかされる
せんせいのとちがうと なんどでもかきなおし

でも このあいだ
さくしゃの しゅんたろうさんに きいたら
こたえは いくつもある
それに せんせいのはすこしへんだと いった


なんとすてきな詩!
こたえは いくつもある
ということです。
なんだか勇気づけられます。
自由に詩を味わって自分の答えを見つけて
そして表現していけたらいいなと思います。
「さくしゃ」にも曲がついているのですが、
いつかJapanese Kids Songsでも歌ってみたい曲の一つです。

 

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